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新型コロナウイルスに関する消費者意識調査【2020年8月初旬】

連日、新型コロナウイルス(以下COVID-19)の新規陽性者数が報道されており、都市圏だけでなく地方においても多く確認されるようになりました。一般消費者の調査パネル51万人を持つ株式会社MS&Consultingは、「お客様の持つ新型コロナに対する"今”の感覚」をネットリサーチにより継続的に把握し、その動向を社会へ発信していくことは有意義であると考え、無料レポートとして継続的に公開して参ります。感染症対策と経済活動の両立を目指すサービス事業者の皆様にお役立ていただければ幸いです。

※調査期間:2020年7月30日~8月3日、回答者数:833名、調査手法:ネットリサーチ

1.COVID-19に対する危機感の下降傾向は上昇傾向に転じる

「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください」という設問について、これまでの調査(4/14、5/15~16、6/17~23)との比較を行いました(図1)。前回の調査後には大阪、愛知、福岡などを中心として感染者報告数が増加し全国合計で1000名を超える、岩手でも初の陽性者が報告されるなど、全国的に緊張感が高まりつつあったタイミングでした。

これまでの調査と比較した結果、それまで下降傾向だった「COVID-19に対する危機感」が前々回で下げ止まり、前回は弱い危機感の層が増加、今回は、「10:非常に不安」と答える層が増えてきている、という結果になりました。


図1 COVID-19に対する危機感の分布
※「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答

また、1都3県とそれ以外で比較すると、1都3県以外の方が警戒感がより強まっていることが分かります(図2)。

図2 1都3県とそれ以外におけるCOVID-19に対する危機感の比較
※「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答



1都3県

1都3県以外

2.年代別では20代30代、性別では女性の方が危機感が強まる傾向に

今回の結果を年代別、性別で比較しました。その結果、今まで危機感は比較的低いとされてきた若年層が、より強い危機感を持つようになっていました。


図3 年代別のCOVID-19に対する危機感の比較
※「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答

20代

30代

40代

50代


性別でみると男性よりも女性の方が強い危機感を持っており、その傾向は緊急事態宣言解除以降より顕著になってきています。このことから、女性客が多い、もしくは女性客の獲得を狙っているブランドや業態においては、来店されるお客様に対してより感染症対策に対して安心感を持ってもらうことが重要になっているものと考えられます。

図4 性別のCOVID-19に対する危機感の比較
※「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答

男性

女性

3.一方で外食をする人は増加傾向に。弱い危機感を持っている層の居酒屋利用率は前回よりもさらに上昇

一方で経済と感染症対策を両立させることが求められているなか、直近1か月における居酒屋の利用率を「COVID-19に対する危機感」とのクロス集計によって、現在の傾向がみえてきました(図5)。危機感レベルが高い人ほど居酒屋利用率が低いことは変わりませんが、特に危機感レベルを「6~8」と付けている層で居酒屋の利用率が前回からさらに高まっていることが分かります。つまり、数週間前と比べて居酒屋を利用する人の「COVID-19に対する危機感」は高まっている、即ち店舗の感染症対策への感度も高まっていることが推察されます。

図5 COVID-19に対する危機感レベルと直近1か月の居酒屋利用率
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このことからも、居酒屋など飲食店における新型コロナウイルス感染症対策の必要性はさらに増していると考えられます。

MS&Consulting 錦織浩志
MS&Consulting 錦織浩志
東京大学 大学院を修了後、MS&Consultingへ入社。データアナリストとしてビックデータの分析を担当。その知見を活かし、国立研究開発法人 産業技術総合研究所との共同研究の成果として、数々の共著論文を発表。研究テーマ例に「従業員エンゲージメントと顧客満足の関連性分析」「パート・アルバイトの従業員エンゲージメントの特徴」「サービス・ベンチマーキングによるサービス・プロフィット・チェーンの高度化に関する研究(サービス学会BestPaperAward受賞)」など。

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