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【忘年会どうなる?シリーズ①】みんな今年の忘年会どうするの?

いよいよ今年も残り2ヶ月となり、忘年会シーズンも近づいてきました。しかし、今年は去年と全く状況が異なり、コロナ禍における忘年会シーズンとなることは間違いありません。そのような中で今年の忘年会の予定はどうなっているのか?人数は?予算は?鍋料理に抵抗感はあるのか?そういった様々な疑問に対して、MS&Consultingでは1663名の一般消費者に対して調査を行いました。その調査結果を「忘年会どうなる?シリーズ」として連載していきたいと思います。

第1回のテーマは「みんな今年の忘年会どうするの?」です。


※2020年10月16日~10月20日に調査実施(n=1663)



  1. 外食に出る頻度は友人や仕事関係で徐々に戻ってきているが、前年よりも大幅に少ない
  2. 仕事関係の忘年会は「中止」を考えている比率が圧倒的に多い
  3. 一方で「親しい友人との忘年会」については誘われたら行きたいという回答が圧倒的に多い


1.外食に出る頻度は友人や仕事関係で徐々に戻ってきているが、前年よりも大幅に少ない

まず、外食頻度は現在どうなっているのでしょうか。7月の時点でひとりや家族との外食は回復していました(詳細はこちらの記事)。その時点ではまだ回復していなかった「友人」「仕事関係」との夕食で外食に行く頻度がどうなっているのかを調査しました。その結果(図1、図2)を見ると、前回調査(2020年7月実施)よりも夕食で外食に行く頻度は「友人」「仕事関係」の両方で回復傾向にあることが分かります。しかし、2019年がどうだったかと聞いた結果と比較すると、その頻度は全体的に少なくなっていることが分かります。


図1 「友人と夕食で外食に行った頻度」に対する回答分布



図2 「仕事関係(同僚・上司部下・接待)夕食で外食に行った頻度」に対する回答分布


2.会社関係のオフィシャル忘年会は「中止」を考えている比率が圧倒的に多いが、そうでないプライベートな忘年会ではまだ「分からない」という回答が多数

今回、忘年会のシーンとして

  1. 職場や取引先とのオフィシャルな忘年会
  2. 職場での非公式な忘年会
  3. 親しい友人とのプライベートな忘年会

の3つを想定しました。それぞれの忘年会に対して「今年忘年会を行うかどうか決まっていますか?」に対する回答を集計したところ、図3のようになりました。いずれの忘年会についても「既に開催が決まっている」と答えた人はほとんどいませんでした。「開催に向けて前向きに検討している」という人を含めたとしても、一番高い「親しい友人とのプライベートな忘年会」でも14%程度という状況でした。


図3 種類別の忘年会予定比較


しかし、「普段幹事をしている人」に限ったデータにして見ると状況が変わってきます(図4)。これを見ると「既に開催が決まっている」「開催に向けて前向きに検討している」と回答した割合が大きく高まります。特に【職場での非公式な忘年会】では37%で【親しい友人とのプライベートな忘年会】では38%となっています。加えて、まだ「分からない」と回答している人も全体の30%前後いるため、まだまだ忘年会が実施される可能性は残されています。

一方で【職場や取引先とのオフィシャルな忘年会】については幹事をしている人に聞いても「恐らく行わないと思う」「今年は行わないことが決まっている」と回答している人の割合が合わせて52%と過半数となっていました。今年に限っては、中々「オフィシャルな忘年会」を実施するのは難しい状況であることが分かります。


図4 種類別の忘年会予定比較(幹事のみ)


【サンプル数(幹事をしたことがあり、今もしていると回答があった人数)】

  • 職場や取引先とのオフィシャルな忘年会 … n=254
  • 職場での非公式な忘年会        … n=278
  • 親しい友人とのプライベートな忘年会  … n=430



3.誘われたら行きたいのが「親しい友人との忘年会」

一方「【○○な忘年会】について、あなたは今年誘われたとき、参加したいと思いますか?」と聞いたところ、【親しい友人とのプライベートな忘年会】は「とても参加したい」から「どちらかといえば参加したい」までを合わせた割合が61%と、他の忘年会の種類よりも突出して高くなっていました。

プライベートな忘年会であるほど、忘年会の予定は直前に決まることも多いと考えられます。これらのことから、コロナ禍における忘年会は【親しい友人とのプライベートな忘年会】の形式が最も実施されやすいケースであると考えられます。

図5 種類別の忘年会参加意向の比較

設問「あなたは今年誘われたとき、参加したいと思いますか?」に対する回答


それでは、プライベートな忘年会ほど好まれるお店の業態はどのようなものなのでしょうか?そこに男女差、年代による違いはあるのでしょうか?客単価や参加人数はどのように変わるのでしょうか?次回はそのあたりを中心に分析してみたいと思います。

MS&Consultingでは定期的に消費者意識調査を行い、感染症対策と経済活動の両立させるためのヒントとなる基礎データをタイムリーに発信していきたいと考えております。

​​​​​​​第2回「どんなお店に行きたい?男女で顕著な違いが!」はこちら

​​​​​​​第3回「定番の鍋料理って正直どう思っている?」はこちら


文責:株式会社MS&Consulting チーフデータサイエンティスト 錦織浩志