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新人スタッフの離職率は“出勤初日”で決まる


新人スタッフが初めて出勤してくる日、みなさんは何を大事にしていますか?離職率が低い店舗で取り組んでいる出勤初日の対応をご紹介します。


歓迎の気持ちを伝える

今日は初めてお店に出勤する日。新人スタッフはどんな気持ちで入店するのでしょうか? 「楽しい職場だといいな」という“期待の気持ち”と、「ちゃんとできるかな」「うまく溶けこめるかな」という“不安な気持ち”が半分ずつではないでしょうか。


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そんな新人スタッフに対して大事にしてほしいのが「歓迎感」を伝えるということです。「第一印象が大事」という言葉があります。同じお店に対して、最初の印象が好印象だとその後の判断も好印象に傾き、最初の印象がいまいちだと、その後の印象も悪い印象に傾きがちという、人間心理があるからです。


“初頭効果”

1つのグループには「知的-勤勉-衝動的-批判的-頑固-嫉妬深い」と、良い情報→悪い情報の順番である人物の特徴を伝えたところ、その後イメージされた印象は「好印象」になりました。
もう1つのグループには「嫉妬深い-頑固―批判的-衝動的-勤勉-知的」と、悪い情報→良い情報の順番で同一人物の特徴を伝えると、イメージされた印象は「悪い印象」の実験結果になりました。
この実験から、最初に与えられた情報(赤字の部分)をベースに人はその後の印象しがちであることがわかっています。
心理学者ソロモン・アッシュが1946年に行った実験で証明。


新人スタッフのお店への第一印象は「出勤初日」が大きく影響します。そして、新人スタッフには、「自分はこのお店に歓迎されている」という第一印象を持ってもらうように工夫することがおすすめです。「私はみんなに必要とされている」「みんなから受けいれられている」、そう新人スタッフが感じられることが、仕事ができるようになるまでの初期段階のモチベーションを支えることになるからです。


あるお店での取り組み

さて、では実際にどのようにすれば「歓迎感」を伝えることができるのでしょうか?あるエステサロンの取り組み事例を紹介します。


■歓迎朝礼


お店に新人スタッフに来てもらうのではなく、育成担当者と駅で待ち合わせをします。そして、駅からお店までの道のりの中で、お互いに自己紹介をしたり、「よろしくね」という歓迎の気持ちを伝えるそうです。




■ウェルカムメッセージ


「ようこそ!○○ちゃん」「これからよろしく!一緒に頑張ろうね」などと書いた紙を貼り出しておくこともあるそうです。



■最初の日の仕事


一般的には「今日は○○を覚えてね」と、すぐに作業に入るものです。ところが同店では、「今日はうちの仕事の素晴らしさだけを感じてもらえばいいから」と言って、お店でもお客様対応が素晴らしい先輩と一緒に接客にはいってもらい、サポートを担当してもらうそうです。そして、営業の初日で「私たちの仕事が何かわかった?」と聞き、この仕事楽しそう““こんなに楽しそうに仕事をしている先輩がいるお店は素敵”と思ってもらえるように工夫しているそうです。




まとめ

「みんなの迷惑になっていないかな」「仕事覚えられるかな」。お店に溶け込むまで、新人スタッフはどうしても不安にとらわれがちです。そんな時、心を支えてくれるのが「あなたが来てくれて嬉しい!」という先輩からの歓迎の雰囲気です。お店への第一印象を決める出勤初日に歓迎感を伝える。こんな点を重視して、できることをぜひ考えてみてください。



新人スタッフの満足度を測定し、離職率を改善する「tenpoketチームアンケート」

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チーフコンサルタント 児玉彩子
チーフコンサルタント 児玉彩子

株式会社MS&Consulting テクノロジーイノベーション事業本部所属。2003年慶應義塾大学卒業後、経営コンサルティング会社に入社。多岐にわたる業界の組織開発コンサルティングに従事。2008年MS&Consulting創業メンバーとして参画。顧客満足度・従業員満足度を高めるコンサルティングを担当。また、各種の満足度をテクノロジーの活用により推進するためのアプリ開発、コンテンツ執筆にも従事。JHMA認定ホスピタリティ・コーディネーター。

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