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未来貢献株式会社(居酒屋業界)

経営状況を見える化することが、会社への求心力を高める

未来貢献株式会社(居酒屋業界)

数値管理業務が店長の器を育てる

「叶え家」高野真広店長:未来貢献設立時からのスタッフだ。独立も視野に入れているが、数値管理を通してマネジメント視点で経営を見るようになり、「今は経験を積みながら会社を大きくすることが将来の独立にもプラスになるはず」と話す。

「叶え家」高野真広店長:未来貢献設立時からのスタッフだ。独立も視野に入れているが、数値管理を通してマネジメント視点で経営を見るようになり、「今は経験を積みながら会社を大きくすることが将来の独立にもプラスになるはず」と話す。

3年目以降の飛躍を支えるもう一つの鍵である「数字」は、当然ながら経営に関わる数値管理を意味する。

「日々の売上管理から会社の状況まで、数字という事実を明らかにし、経営に透明性を持たせることが社員の信頼を得る大きなポイントになる」(山本氏)。そうした考えから、同社では5月から日次決算・グループウェアASPシステム「@bino」を導入し、損益分岐点を見据えた売上・利益管理を各店でスタートさせた。他店舗の状況の確認や、グループウェア機能を使った日報の活用なども、すでに日々の営業に組み込んでいる。

てっぺん在籍前、大手居酒屋チェーンにて@binoを使用していた山本氏は、使ううちに経営管理の考え方や要点が身に付き、店長職としての自覚も強くなったという。「自分が数字を扱うようになって初めて、数字の大切さを知りました。店長になった当初はまだ@binoを導入していなかったので、日々の経営管理の中で見落としていた部分もあり、それが知らない間に無視できない状態になっていたことも。幸い大事に至ったことはありませんでしたが、不安を感じることも多かったですね」。

@binoの導入当初は、毎晩の数値入力に負担を感じたこともあったという。だが、それが習慣になり余裕が出てくると、他店の状況にも関心を持つようになった。「業態や立地の要因から売上額で負けていたとしても、坪単価は自分の店の方が勝っているというように、切り口を変えることで違って見える数字に興味を持つようになり、また競争心をかき立てられました。数字の内訳が目に見えるということが、経営管理への関心につながっていったのです」。 実際に「叶え家」では、マインドを土台に数字を見える化したことで、まだ@binoを導入したばかりにも関わらず、すでに現場にマネジメントの意識が芽生えつつある。

「@bino導入時の研修で、数字の楽しさを知った」と話すのは、蒲田の「叶え家」を担う高野真広店長(右写真)だ。「まずは売上高と仕入額の入力から始めましたが、客単価や組数、時間帯ごとの売上など、細かい項目の組み合わせからまた新しい指標が得られると分かったので、自分でどんどん使っていくようになりました」。@binoを使い始めて以降、昨晩に入力された他店の情報をいち早く知りたいという思いから、毎朝起きたらすぐにパソコンを開くようになったという。

高野氏だけでなく他店の店長たちにとっても、闘争心が刺激され、数字管理に対する前向きな姿勢がみられるようになってきた。山本氏は「自分は@binoに育てられたようなものだと思っているので、当社の店長たちも積極的に活用すれば自然に意識が高まっていくはず」と話す。

目標達成のための具体的な計画が可能に

パソコンで作業中:@binoを導入以後は、他店の情報を知るために頻繁にパソコンを開くようになったと高野氏。義務感から取り組むのではなく、自然と関心が生まれ自発的に情報を取りに行くようになったという。

パソコンで作業中:@binoを導入以後は、他店の情報を知るために頻繁にパソコンを開くようになったと高野氏。義務感から取り組むのではなく、自然と関心が生まれ自発的に情報を取りに行くようになったという。

数値管理の徹底に加え、各指標が明確になることは、店長からスタッフへの指示を具体化するためにも役立つ。例えば客単価を上げたいと思ったら、今日はドリンクのチェックと声掛けを徹底しよう、といった具合だ。@binoの日次目標管理欄を使って、毎日の目標を書き込んでおけば、それを目指して準備することもできる。

「以前も月末に翌月の予定や目標を立てていましたが、指標が少ない状態では、漠然としたことしか書けませんでした。今年の春頃、何日か連続して売上が数千円だけ目標に届かないという時期があったのですが、そのときも原因がわからず、『明日は頑張ろう』と言うに留まってしまっていたのです。今はさまざまな指標を元に毎日細かく目標が立てられるようになったので、達成できない場合もその分析や振り返りがしやすくなり、的確に軌道修正できるようになりました
。翌月の計画も、前月の中旬には検討が終わっているような状況です」(高野氏)。

v94-10@bino導入前と比べて、今は「利益をどう上げていくかを細かく考える癖がついた」と高野氏は話す。例えば大きな目標が20万円だったとす
ると、早い時間は呼び込みを、遅い時間は店内での追加注文を強化しよう
、と目標達成までの道筋が浮かぶようになったという。現在は基本的に1日の売上を三分割し、時間
帯と施策を組み合わせてさまざまな方法を試している段階だ。  経営の透明化を目的に導入したという@binoだが、同社にはそのグループウェア機能も非常に親和性が高かったようだ。スタッフとの信頼関係を特に重視している山本氏は、グループウェアでコミュニケーションを円滑化しながら、即時に返答できるスピード感で的確にアドバイスを返している。

情報共有の仕組みも変わった。以前は日々の売上をスタッフにメール配信していたが、各自がサイト上でログインして“情報を取りに行く”仕組みに変わったことが、スタッフの積極性を引き出しているという。情報は自分から取りに行ってこそ生きるものだという山本氏の主張は、数値管理や他店との情報共有に関心を持ち、日々パソコンに向かうようになったという高野氏の話とも合致する。

今年のテーマとして、同社は「成長の実感とマネジメント能力の向上」を掲げている。海外出店などを通して自らが挑戦を続ける社長の姿を背景に、一人ひとりが急速に経営感覚を磨く努力を開始した同社は、今後も勢いよく発展していくだろう。

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