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株式会社エー・ピーカンパニー

自社農場を経営する食材へのこだわりと、
企業理念の浸透で接客力を高める 株式会社エー・ピーカンパニー

2009/08/09 更新

塚田農場錦糸町店 大久保店長のインタビュー

塚田農場錦糸町店 大久保店長塚田農場錦糸町店 大久保店長

塚田農場錦糸町店 大久保店長塚田農場錦糸町店 大久保店長

うちの会社の良さは、まず、業態力があること。生産者の顔が分かる食材を使っているので、自信を持ってお客様に勧められることですね。入社してすぐに、宮崎の直営の養鶏場に研修に行かせてもらって、育てるところから、加工、流通まで見ることができました。生き物を育てることの大変さを知っているので、仕入れた食材に対する生産者の想いを、新人研修やミーティングでアルバイトに伝えています。それがお客様にもきちんと伝わること、これが基本ですね。逆に、お客様の声を、本部を通して産地に伝えることもしています。

また、努力したことを認めてくれるところも当社の良さです。私で言えば、まだ飲食経験は2年程なのに、新店の立ち上げなどいろいろな責任ある仕事をどんどん任せてもらえるようになりました。社員を信頼してくれること、それがやりがいにつながっています。

塚田農場錦糸町店の取り組み事例

塚田農場錦糸町店では、リピート率向上を目的として、接客力強化に向けた独自の取り組みを行っている。その中でも特に効果があると思われる取り組みをスタッフ同士で話し合い、マニュアルとして整理し、改訂を繰り返し、常に改善を図っている。

■朝礼マニュアル 1→12の順で行う

毎日の朝礼は、必要事項の共有・確認と意識向上に向けて最も効果的な方法を研究し、ルール化している。

  1. ぶっちぎり挨拶
  2. 今日のお話
  3. 塚ちゃんノート確認
  4. 塚田ファミリー実績
  5. ポジション
  6. 清掃リーダー
  7. 本日の提供トーク
  8. やま
  9. 「イメージ訓練! はいっ!」
  10. 「ハイ訓練いきます! はいっ!」、「テンションあげていきます! はい!」、「テンポ良くいきます! はい!」、「はいっ!」×連呼
  11. 「挨拶訓練いきます! はいっ!」、「おはようございます!」×2、「いらっしゃいませ!」×2、「ありがとうございます!」×4
  12. 「今日の朝礼リーダー! はいっ!」、「○○さんお願いします! はいっ!」

■店内販促一覧

お客様満足を高めリピートして頂くために、アルバイトが中心となって作成した、取り組み一覧メモ。この中から、一組のお客様に対し5つ以上の販促施策を実践することになっている。

※印は2回目以降のお客様

 提供トーク  商品に付加価値をつける提供トーク
 オーダーコントロール  ファーストオーダー時におススメメニューをとる
 甘口醤油  刺身用甘口醤油、お客様が普通の醤油で何枚か食べた後に持っていく
 完熟柚子胡椒  無塩の柚子胡椒、お客様が緑の柚子胡椒で何個か食べた後に持っていく
 〆のちゃんこ出汁  お会計前にちゃんこ鍋の出汁を味噌汁代わりに持っていく
 酢もつ半々(★)  酢もつの味付けを2種類にできることを提案
 会社名刺  お客様の「他にどこかあるの?」の一言を聞き逃さず、会社名刺を持って他店の説明
 ぐるなび地図  会社名刺の会話の中でお客様の行動範囲がわかったら、レジ横のぐるなび地図を持っていく
 錫のグラス(★)  水の浄化作用があるグラスを焼酎好きのお客様にすすめる
 紫芋空豆  杜氏潤平、紫の赤兎馬の提供時に1個つける。かじりながら飲むと飲みやすくなる
 黒糖空豆  黒糖焼酎提供時に1個つける。かじりながら飲むと飲みやすくなる
 お通し鍋スープ  お通しのキャベツが余っているお客様のキャベツを100円で鍋スープに煮込んであげる
 持ち帰り味噌  帰り際にお通しの味噌という事を説明し渡す、洗ってそのタッパを次回持ってくれば満タンにして入れなおす
 塚田シール(★)  特別に仲良くなったお客様の携帯に塚田オリジナルシールを貼る。塚田の良い口コミの促進

■クロージング手順

【例】「提供トーク」→「オーダーコントロール」→「完熟柚子胡椒」→「黒糖そら豆」→「手書き名刺」→「持ち帰り味噌」

上記の例のように一覧の中から一組5つ以上を仕掛ける。提供トークが決まっているので誰でもお客様と仲良くなれる仕組み。お客様のテーブルを見ながらタイミングを考えるので、自分で考える癖・お客様目線につながる。お客様の喜んだ顔を見せることが従業員に飲食の楽しみを伝える一番の薬なので、店内販促自体が誰にでもできる教育制度となる。

また店内販促後はお客様に感想を聞きに行くので、お客様の声を拾うことにもなる。

塚田農場錦糸町店では、お客様に心からお店を気に入って頂くことを「クロージング」と呼んでいるが、クロージングまでの手順と取り組みの趣旨をまとめ、全員で共有している。